湯浅醤油を製造する「丸新本家」(湯浅町湯浅)は、自分でしょうゆを作るこの「手づくりしょうゆキット」をリニューアルし、販売している。
町内の小学校でしょうゆ作りの指導もしている同社の新古敏朗専務(41)は「世界に一つだけのしょうゆを作る体験をしてほしい」と話している。
笑顔でしょうゆを作る子どもたちが描かれたキットには、大豆と小麦、こうじ菌を混ぜたしょうゆこうじや塩が梱包されている。
説明書は、小学生でもよめるようにひらがなを多く使い、しょうゆの作り方をカラーの図で分かりやすく紹介。
ペットボトルにこうじと塩水を入れてもろみを作る。
数日に。1回ペットボトルを振ってもろみ全体に空気を送り込んで発酵さゼ、約1年かけてしょうゆがが完成する。
はじめ、しょうゆ作りに食育の一環として取り組んでいる。
同町山田の町立山田小学校は新古専務の協力を2005年から、畑で大豆作りにこうじ種菌を付ける作業を全国の学校や団体などを対象にした2009年度の食育コンクールでは、優良賞受賞した。