モンドセレクション2年連続最高金賞を受賞し、今や世界中から商品の販売依頼を受ける他、現地での製造の指南役を依頼されるようにもなった5代目。
しかし、全て断っているという。
というのも、「醤油づくりはコーヒーや紅茶を入れるような単純なものではない。安定したものを作り続けるのは容易ではなく、単純に量を増やしたからといって同じ品質のものが出来るわけでもない。
環境も大きく影響するので異なる土地で同じものを作ることは出来ない」から。
「なにより、量産し、経営拡大を目指したいのではなく、質を追求し続ける職人でありたい。そして、衰退する産業を地域に根付かせる活動をしていきたい。」
と夢を熱く語る。