読売ウィークリー『作ってます!』のコーナーで、モンドセレクションで最高金賞を受賞するまでになった黒豆醤油・生一本黒豆とそれを試行錯誤を重ねて開発・製造する若社長・5代目の新古敏朗が特集で紹介されています。
湯浅は金山寺味噌と共に醤油の産地として発展した。関東の醤油の産地として知られる銚子や野田に醤油製造を伝えたのも、黒潮に乗って船で北上した湯浅の人。
関西でも醤油で有名な龍野や小豆島などの醤油も、ルーツをたどればどれも湯浅にたどり着く。
親会社の丸新本家から、醤油部門を分離独立させる形で立ち上げた会社湯浅醤油有限会社。丸新本家の創業は明治14年(1881年)。湯浅醤油(有)は、2002年、わずか4年前のこと。
「かつて小さな町にも必ずあった味噌・醤油蔵が大手メーカーに押され、どんどん廃業していった。その土地土地で育まれた味覚も、そうして画一化していった。
風土に根付いた地元の味は、きちんと残すべき。そうしないと、間違いなく文化の衰退に繋がる。だからこそ、これぞ湯浅の醤油と主張できるものを造りた買った」と語る。
「醤油全体での当社のシェアは、わずか0.001%。吹けば飛ぶような存在。」と5代目。
しかし、その醤油蔵の試行錯誤から生まれた黒豆醤油には、もの作りの喜びと面白さ、そして、若き醤油職人の意地が詰まっている。
と紹介されました。