2022年2月10日の読売新聞「BIZパーソン」に掲載していただきました。
≪以下本文掲載≫
麦と豆、塩 伝統製法
中世からの歴史をもつ紀州・湯浅の醤油を国内外に発信する。「新しさがあってこそ、伝統は引き継がれていく」という信念のもと、次々に新商品を開発して業界に革新をもたらしてきた。
地元で金山寺味噌を製造する「丸新本家」の5代目に生まれた。同社では醤油も造っていたが、その由来を意識したことはなかった。大阪の専門学校に通っていた時に「湯浅が醤油発祥の地」と初めて知り、「もっと有名にしてやる」と奮い立った。
2002年、丸新本家の隣に醤油造りに特化した「湯浅醤油」を設立。中国の古い料理書にヒントを得て、丹波黒豆を使った醤油「生一本黒豆」を発売した。麦と豆、塩だけで造る湯浅の伝統製法が素材のうま味を引き出し、好評を博した。
最高金賞の湯浅醤油生一本黒豆 200ml | 湯浅醤油・金山寺味噌・生米麹の丸新本家 (marushinhonke.com)
醤油文化を広めようと蔵を公開したり、子どもたちにペットボトルを使った醤油造りを教えたりもしている。近年は海外での普及活動にも力を入れ、18年から仏・ボルドーでワイン樽仕込みの醤油を製造。ベトナム産カカオを使った「カカオ醤」も話題を集めた。
CACAO JANG | 湯浅醤油・金山寺味噌・生米麹の丸新本家 (marushinhonke.com)
湯浅醤油 簡単 ミニ手づくり醤油キット体験 500mlペットボトル用マイしょうゆ ペットボトルと水をご用意下さい | 湯浅醤油・金山寺味噌・生米麹の丸新本家 (marushinhonke.com)