漫画『美味しんぼ』の海原雄山のモデルとも言われ、芸術家であるとともに、美食家としても名を馳せた北大路魯山人(1883~1959年)。その彼が食した美食の中でも、特にこだわった「すき焼き」が、大阪・北新地の日本料理屋に期間限定で復活しました。
「魯山人のすき焼き」を蘇らせたのは、[北新地 湯木 新店]の店主・湯木尚二さん。[魯山人倶楽部]と[湯浅醤油](和歌山)がコラボした醤油を使用し、「従来のものと味も作り方も違う」と言われたすき焼きを、大阪ガス主催の『リモデル博』で再現しようとしたのがそもそもの始まりで、その講師役を務めたのが、魯山人とも親交があった[吉兆]創業者・湯木貞一さんの孫にあたる湯木さんだった。