わかやま新報に掲載

徳島市でのゴール目前

ことし3月から、 バングラディシュの三輪自転車タクシー 「リキシャ」 で日本一周の旅に挑戦している写真家の三井昌志さん(35)が30日夜、 和歌山市ト半町のラーメン店 「麺屋ひしお」 に立ち寄った。

同店にしょう油を提供している丸新本家(株)の新古敏朗社長(41)が、 3月末ごろに徳之島で三井さんに出会ったのがきっかけという。 三井さんは2日に徳島市でゴールする予定で、 和歌山が今回の旅、 最後の訪問地になった。

三井さんは京都出身、 東京在住。 2001年からアジアを中心に旅を続け、 そこで出会った人々をレンズに収めてきた。 これまでに旅した国は37カ国。 今回は 「アジアを旅する写真家の視点から日本を見てみたい」 と、 異国情緒漂う色鮮やかなリキシャで徳島を出発。

沖縄から北海道の最北端まで、 総走行距離6500キロという過酷な旅を続けてきた。 この日は堺市を出発し、 ゴールの徳島に渡るフェリーに乗るため和歌山市を訪れた。

リキシャは総重量100キロ、 時速は11キロ程度。 一日に60~70キロ走るが、 体が慣れたのか筋肉痛になることはないという。 毎日、 その日撮った写真を自身のブログで紹介しており、 各地で撮った写真は2万枚になった。

新古社長は半年ぶりの再会に 「あのときは少しだけしか話ができなかったのに、 覚えていてくれてうれしい」 とにっこり。 三井さんは 「旅を通していろんな人と出会い、 いろんな人生を感じられて良かった。 日本人もまだまだ捨てたもんじゃないと思いました」 と旅の思い出を振り返っていた。

三井さんは徳島市でゴールした後、 3日に東京に戻り 「山手線一周ラストラン」 を行う。 三井さんのホームページは (URLhttp://www.tabisora.com/)。

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