湯浅なす【絶滅危機にあった和歌山の伝統野菜】
■湯浅なすとは
実がギュッとつまっています。
「なす」と言っても、180種類を超える
品種があると言われています。
湯浅なすもそのひとつで、江戸時代から
金山寺味噌などを作るために湯浅で栽培
され続け、外に出ていない固定種。
写真のように丸い形で、実がギュッとつまっていて水分が少なく、しっかりしているのが特徴。
食用としても使われていましたが、
実は「金山寺味噌用のなす」なのです。
賀茂なすのルーツ?!とも言われています。
■復活のきっかけ
2009年の夏 JR湯浅駅前を車で通りすがり、八百屋で販売している湯浅なすを発見し購入。
金山寺味噌の具材に使用してみました。
店主と話をしてみると、生産農家が1~2軒まで激減し、湯浅なすが絶滅の危機にあると聞き、
私は大きな間違いに気付きました!!
湯浅なすは金山寺味噌や湯浅醤油のように愛するふるさと、和歌山で育まれ受け継がれて
きた伝統野菜。
物は違うけど、「後世に伝えていく」という使命は同じ。
湯浅なすを残さねば!という気持ちでプロジェクトを発足し、復活させることに致しました。
■和歌山県湯浅なす推進研究会
2011年9月 和歌山県湯浅なす推進研究会(蒸しっ子クラブ)設立。
<参加メンバー>和歌山県庁・湯浅町役場・湯浅町商工会・イオンリテール・湯味会(金山
寺味噌メーカー)・湯浅なす勉強会・蒸しっ子なす生産者
■湯浅なす 生産者会議
湯浅なす品質向上の為、定期的に生産者会議も行っています。
■農業体験観光
和歌山県と連携で収穫体験ツアーを実施。
■第五回 プレミア和歌山 認定
2013年(平成25年)2月25日
「紀州伝統野菜 湯浅なす」
「湯浅なす金山寺味噌」
以上の2商品が認定されました。
■飲食店で展開
<2012年>
イタリアンレストラン ラッフィナート (ダイワロイネット)
湯浅城 (湯浅町)
<2013年>
ミハナミ (JR和歌山駅 東口近く)
料亭 美登利 (和歌山県海南市)
栖原温泉 (湯浅町)
ひいなの湯 (和歌山市加太)